最強ミックスフルーツ
「あのPVどうなってんの?」

坂本に聞いた。


「それが、まだしっくりこないとか言って
なかなOK出さないんです。
今回だけは、自分に仕切らせて
そればっかで・・・・
新曲もそろそろ出したいんですが。
最近、様子がおかしいと
マネージャーからも報告があって
俺も気になってるんだけど……
三田さんからもちょっと聞いてみて
ほしいなと思って。」



しばらく春妃には、会ってなかった。


久々に敏夫の家に出かけてみた。



「連絡もらって慌てたわよ。
急なんだから~」
叶絵が向かい入れてくれた。


「ごめん、急に空いたもんでさ。
敏夫は帰ってる?」



「もちろん、今料理手伝ってくれてるわ。」



「なんかさ、気つかわせたね。
春妃は?今日オフだろ?」


叶絵の顔が曇った。



「なんかあったのか?」


「うん・・・・・まぁ・・・
入って、ちょうど話したいこともあったの。」


敏夫も顔を出した。

「早く来い~や~」
手招きをした。
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