最強ミックスフルーツ
「相変わらず料理がうまいね~」


叶絵の料理はプロ級だ。


お酒も美味かった。
久々に敏夫と会って、叶絵と三人で
昔話に花を咲かせた。



「あ、春妃と麻妃は?」


二人は顔を見合わせた。


「なんか、理輝をとりあって
困ったことに根深くわだかまりがあって…」

俺は、急に焦り出した。


「ごめん、理輝がフラフラして・・・
迷惑かけたな。ほんと困るよな。」



「なんかね、春妃がとりあげたみたいなの。」


「春妃が?」


「そう・・・麻妃が告白して
付き合いだしたとこに春妃が入って
姉妹感で壮絶な喧嘩をしたらしいの。」


俺は頭を抱えた。


「理輝がしっかりしてたら
よかったのに・・・・」


「春妃が年上のくせに・・・・
何を考えてるのか・・・・
最近おかしいのよね。
外でにこにこしてるから
その反動があったのかな~~」



「ヒロになら話すと思うんだ。
ちょっと声かけてもらえないかな。
悪いな、なんでもおまえに押し付けてさ。」


敏夫と叶絵の表情が一気に暗くなった。
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