最強ミックスフルーツ
俺がソファーに座り込むと
春妃が膝の上にのってきた。


「おい、おい。
まだ元気にならないのか~
俺はちょっと疲れたよ。
年のせいかな・・・・・・」



「おじさまはずっと素敵だよ。
私が小さい頃から、ずっと変わらないわ。」



「そうか~?
最近はさ、恋人の役だったのに
おとうさんの役になったよ。
もう少ししたらおじいさんかな~」



「おじいさんでもきっと素敵よ。
私にはわかるもん・・・・・。」




春妃の息が耳にかかる。



「・・・・きよ・・・。」



「ん?なんか言ったか?」



「ううん…言わない…
ただ抱きしめてだけいてくれたら
元気になれそう。」


「俺でいいのか?」



「うん、おじさまがいいの・・・・。
この間お芝居でも楽しかったわ。」


春妃の息がくすぐったかった。
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