最強ミックスフルーツ
あの夜、なかなか寝付けなかった。


俺はとんでもない壁を越えてしてしまったのか
それは考えれば
考えるほど

眠れなくした。


芝居だよ・・・
いい年してみっともない


そう言い聞かせても
春妃の唇の感触と最後に流した涙に

現実と夢の狭間で
おかしくなりそうだった。


親友の娘だぞ・・・・


息子の愛する人だ・・・



そして俺は、ずっと娘だと思ってきた・・・・



バカだな・・・・
だから芝居だって・・・



ずっと好きだった・・・

そんなはずあるか?



しっかりしろ!!



自分に喝を入れた。
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