最強ミックスフルーツ
そんなことが何度か続いたある日


まだ眠ってる俺に携帯が鳴った。


「坂本です。
事務所から連絡があって
三田さんと春妃の写真を撮ったと……」


「え?写真?」


「決定的証拠ですって・・・・
何考えてんですか?」


「ちょっと待ってくれよ。
よく意味がわからないんだけど・・・」


昨日の夜、ホテルに訪ねてきた春妃と
送りに出ている俺の写真だった。


事務所がその相手が一般人で
金が目的だったこともあって
なんとか
流さないと約束をとったらしい。



「だいぶ金とられたのか?」


「ええ。
ばれるよりは安いだろうと。
どういうことですか?」



「何もないんだ・・・・
ただ春妃が俺を必要としてる。
様子はどうなんだ?
気にしていてくれないか。」



「わかりました。
三田さんもこれから気をつけて
くださいね。
変な噂はお互いにいいことはないでしょう。」



・・・・・
電話を切ってぞっとした。

俺が気をつけないと・・・・
春妃をだめにするところだった。
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