最強ミックスフルーツ
今日は、理輝は休みなのか


まだ学校に来ていなかった。


中庭を曲がりかけた時
後ろから抱きしめられた。


それが理輝なのは
すぐわかった。


「理輝・・・・・」


「大丈夫か?」



「うん、理輝のハンカチが涙みんな
吸い取ってくれたから
もう大丈夫だから……」



「何もしてあげられなかった。
おまえは俺のそばにいてくれたのに…」




「そんなことない。
うちのそばには理輝がいた。
理輝がうちを抱きしめてくれてるって
かんじるんだもん。」




「俺の生霊がそっちに飛んだんだ」
そう言って笑った。




「放課後、春妃に報告に行く。
かあさんにも・・・・
一緒に行ってくれるか?」



「もちろん。」

私は胸の前に組まれた理輝の手を
握りしめた。
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