最強ミックスフルーツ
理輝の母親の墓に手を合わせた。



「かあさん~
とうさんからいろいろ聞いたよ。
はじめてかも
あんなに長く話したのは・・・・。
とうさんは、かあさんを忘れられないってさ。

だから俺も
とうさんを許すことにした。

俺の彼女だよ、林檎・・・・・。
かわいいだろ?」



「林檎です。
あまのじゃくな理輝くんに
恋してしまいました。
だから最後まで・・・・理輝くんに
ついていきます。
安心してくださいね。」




しばらく理輝は静かに何かを
祈っていた。


「行こうか」


「何おかあさんと話してたの?」


「内緒~」



「何それ~~~!?」



理輝の手と私の手が絡み合う。




待っていてよかった・・・・。
想いをあきらめなくてよかった・・・・。
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