最強ミックスフルーツ
同じ制服がたくさん歩いているけど
どの子もとてもキレイに見えた。


「島さん、うち全然あんなんじゃない。」


「そうですね……
それは仕方がないことです。
ここには、あ~いった方々がたくさんいます。」



「そうなの?
うちの行くはずの学校には
あんな人たちいなかったし……」


「いるわけがありませんよ。」


「私、あの中に入れるのかな」


「かなりの努力が必要です。」


風に揺れる巻き毛に
きれいな長い足・・・・・



「林檎さま、降りてください。」


「やだ。もっと鏡見てきたらよかった。」


「遅刻しますって。」



「島さん!!今日は休みますから!」


「林檎さまいい加減にしてください。」

島がドアを開けた。
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