最強ミックスフルーツ
二人はよっぽど疲れたと見えて
各自の部屋で行き倒れていた。


桃も来地も違う部屋なんて
初めての経験だった。


授業の用意をして
明日から始まる予習をした。


それからベットに入って


「居場所じゃないことは
確かなんだけど・・・・
だけど~場違いなばかりにイケメンの
ま~くんとつよピーが現れて
仲良くなれたし
田舎者とか林檎のほっぺも
悪くないんだな~なんて~~」


枕を握り締め
身悶えた。

つよピーが引き返す地下鉄で
私に話したことを思い出した。



「でね~もう一人仲間がいるんだって。
そいつとも仲良くしてやってって~
クラスで大人気の子みたい。
リンゴちゃんならきっと
仲良くなれるって~~!!
すごくカッコいいって、
つよピーが言うくらいだから
あ~~~楽しみ~~~!!
おかあさん、うち頑張るよ!!」


母はきっと近くにいてくれる。
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