最強ミックスフルーツ
まーくんや
つよピーのように
優しい言葉なんて全くなく
口から出るのは
最悪な言葉のみ…………


なのに嬉しい私は



もう恋をしているのかも知れない。



「三田村くん、教科書は?」


「持ってこなかった。」


「じゃあ、林田さん見せてあげて。」


そう言ったのは、英語の時間。


あっちこっちからやっかみな声がしたけど
これは、隣の席の特権


私は席を理輝にくっつけようと
机を持った。


「いらねーよ。
そんなのなくても英語は得意だし。」


聞こえないふりして
理輝の机にくっつけた。
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