どうして先生なの?



あたしはいつもの
場所へ走った。



そう、職員室。



扉を開けると
タイミングよく
目の前に先生がいた。


「りん!卒業おめでとう」


いつもよりビシッと
している先生は
とてもかっこよかった。


また目に涙が溜まる。


「おい、まだ泣くのか?
目真っ赤だぞ~」


いつもと変わらない先生



…先生…先生


……大好きだよ


──心が叫んでいた



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