どうして先生なの?
つつきながら先生は言う。
「最近どう?」
「えっ、勉強が?」
「それ以外に何だよ」
先生はバシッて叩いてきた。
「普通」
そう言いながら
先生の腕を掴む。
いつも適当な会話。
てか先生が意地悪
ばっかりしてくる。
まぁそれが嬉しかったり…
それにしても
先生の前にいる子、誰?
そう考えていると、
「はい」
その子は先生に
プリントを出した。
さっきまであたしを
つついていたペンで
丸をつける。
てゆうか、
そのペン黒だし…
黒で丸つけ?
「先生ペン黒だよ」
「あ?あぁ、いいの」
そぅ、いいんだ。
「りん、こいつ
すごいんだぜ」