優しい悪魔−マキコと和夫−
二日目にスキー場から帰ってくつろいでいると、京子がひどく眠そうだ。
マキコは声をかけようとしたが、先に翔太が声をかけて、京子の部屋に送っていった。
じゃましてはマズイと思って、テレビを見ていると、和夫が話しかけてくる。
「マキコちゃん、尼崎なんだって? 隣だね。オレは西宮なんだ。」
「そうなんですか。」
マキコは、適当に答えていた。
「ちょっと、京子を見てきます。」
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