笑いのわら人形
一週間前の土曜の夜に、
「ピンポーン」と部屋のチャイムが鳴った。
大失恋?から、立ち直れそうも無い、こんな夜更けに「えっ?誰?」と思いつつ、のぞき窓を覘いた。誰もいない・・・。
「うわ!怖!」と思いながらも、ドアのチェーンが掛かっていることを確認し「誰?」とドアを少し開けた。
誰もいない・・・。
「マジっすか?・・」と自分自身に小声で突っ込むと、ドアを閉めた。
部屋に戻り際、冷蔵庫からオレンジジュースを出し、ラッパ飲みをすると、
8畳の部屋のロフトに登り、寝ようとしたら、見慣れないものが布団の上にある。「ん?」と見ると
それは「人型のわら人形」だった・・・。
「△◇α○#$!」訳の解らない悲鳴を上げて、飛びのく歩の頭の中に、いきなり言葉が飛び込んできた。
「あっ、この度はども。わら人形っス」
「えっ?えっ?」と周りを見渡す歩。
「あっ、ここっス」の頭の中の声に
わら人形を見た。
「え~!?」
人は理解が出来ない恐怖や、痛みに出会ったときにどうなるのだろう。
現在の歩は「失禁を通り越して、脱糞」の勢いだったが、別の行動を示した。
それは、高校2年の夏、実家の畑を手伝った時と同じだった。
実家のスイカ畑の収穫の際、持ち上げようとしたスイカで、ぎっくり腰を起こした。
脳天まで走る、味わった事の無い鋭い痛み。
次の瞬間、言葉ではなく、笑いがでた。
今も同じことが歩に起こった・・・
「ンケケケケケッ!」と妖怪のような声で笑った。
「ピンポーン」と部屋のチャイムが鳴った。
大失恋?から、立ち直れそうも無い、こんな夜更けに「えっ?誰?」と思いつつ、のぞき窓を覘いた。誰もいない・・・。
「うわ!怖!」と思いながらも、ドアのチェーンが掛かっていることを確認し「誰?」とドアを少し開けた。
誰もいない・・・。
「マジっすか?・・」と自分自身に小声で突っ込むと、ドアを閉めた。
部屋に戻り際、冷蔵庫からオレンジジュースを出し、ラッパ飲みをすると、
8畳の部屋のロフトに登り、寝ようとしたら、見慣れないものが布団の上にある。「ん?」と見ると
それは「人型のわら人形」だった・・・。
「△◇α○#$!」訳の解らない悲鳴を上げて、飛びのく歩の頭の中に、いきなり言葉が飛び込んできた。
「あっ、この度はども。わら人形っス」
「えっ?えっ?」と周りを見渡す歩。
「あっ、ここっス」の頭の中の声に
わら人形を見た。
「え~!?」
人は理解が出来ない恐怖や、痛みに出会ったときにどうなるのだろう。
現在の歩は「失禁を通り越して、脱糞」の勢いだったが、別の行動を示した。
それは、高校2年の夏、実家の畑を手伝った時と同じだった。
実家のスイカ畑の収穫の際、持ち上げようとしたスイカで、ぎっくり腰を起こした。
脳天まで走る、味わった事の無い鋭い痛み。
次の瞬間、言葉ではなく、笑いがでた。
今も同じことが歩に起こった・・・
「ンケケケケケッ!」と妖怪のような声で笑った。