笑いのわら人形
その3
失恋した当日、歩は自宅の近くにある
「小さな神社」に立ち寄った。
神社といっても、鳥居一つとほこらが
あるだけ。あと
くたびれた木製の賽銭箱。
歩は、付き合いだした先輩が
別の女性と楽しそうに、町を歩いている
姿を見つけ、のちに問いただすと
「二股」をかけられてる事実を知る。
「どういう事なんですか?」
「だから~そういう事だよ」
「いちいちうるせ~よ」
「声かけてやっただけ、感謝しろよ」
次の瞬間「渾身のビンタ」を
先輩にぶちかました。
凄い勢いで鼻血を出す先輩。
しゃがみこみ、半泣き状態の先輩。
「て、てめ~なんか」
「ナニ!」
「あっち行けよ、ブス」
蹴りも入れてやろうかと思ったが
それは思いとどまる歩であった。
「小さな神社」に立ち寄った。
神社といっても、鳥居一つとほこらが
あるだけ。あと
くたびれた木製の賽銭箱。
歩は、付き合いだした先輩が
別の女性と楽しそうに、町を歩いている
姿を見つけ、のちに問いただすと
「二股」をかけられてる事実を知る。
「どういう事なんですか?」
「だから~そういう事だよ」
「いちいちうるせ~よ」
「声かけてやっただけ、感謝しろよ」
次の瞬間「渾身のビンタ」を
先輩にぶちかました。
凄い勢いで鼻血を出す先輩。
しゃがみこみ、半泣き状態の先輩。
「て、てめ~なんか」
「ナニ!」
「あっち行けよ、ブス」
蹴りも入れてやろうかと思ったが
それは思いとどまる歩であった。