Once In a Lifetime Chance
体系だってガッリガリでもなくムッキムキでもなくて普通くらい
「おいっ!おぉい!」
「あっ。ごめん」
<自分何見とれてんのぉ はずかしぃ>
「俺は井上海斗 お前は??」
「私は萱野真琴」
海斗って言うんだ・・・
「ま・・・・こ・・と ??? 男みたいな名前だな(笑)
塚さぁお前ちっちゃくね?身長は??」
うわぁぁ 初めて会って2、3分だよ 必例じゃない?
「1・・・52㎝だけど。でもさ井上くんもちっちゃいじゃん?」
「俺はこれでも165あるからなぁ!小学校の時は6年間1番前だった
けど・・・ おっ・・・おまえは趣味とかあんのかよ」
やっぱちっちゃいじゃん(笑)
「趣味はギターかな?〇△駅の前でよく歌ってるよ」
こんな話をしているうちにあっという間に時間は過ぎて行って
もう放課後。
「まって!!」
教室を出ようと思ったら海斗に呼び止められた。
「ん?」
はっきり言うとちょっとうれしかった。
私が自分の机に座ると海斗も私の前の机に座って向き合う。
「歌手になりてぇの??」
「う~ん。そういうわけじゃないけど・・・やっぱできるだけ
たくさんの人に聞いてほしい」
ほんとはメジャーデビューしたいけどなんか
恥ずかしくて素直になれなかった
「彼氏は??」
「いないよ。海斗は?」
ちょっと期待してしまう自分が嫌で仕方なかった
「いるよ。中学からなんだけど1組の玲茄ってやつ しらねぇよな(笑)」
「うん(笑)知らない」
「俺 真琴が思ってるほどいい男じゃない。」