愛(殺)さなくてはならない人
私は慌てて台所に立ち勇太の大好きなハンバーグを作り始めた。

なぜだろう?
過ぎてほしくないのに時間だけがどんどん流れて、ハンバーグが出来上がったのに勇太の椅子は空席のままだ…

大丈夫。
警察だって探してるしもしかしたら夫に抱かれ帰ってくるかもしれない…。


きっと大丈夫…。
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