‡黒兎の仕事‡

多少気にはなったが、あまり気にもせず急いで支度をし、廊下へと駆け出す。
廊下へ一歩足を踏み出したその時‥。

龍也「歩美。」

歩美「え?!龍也君?!ど、どうしたの?」

龍也「いや、今日一緒帰れるかなって。」

歩美「ええ?!」

龍也「なんか予定あった?」

歩美「い、いや‥、予定はないけど‥。」

龍也「じゃあ終わったら玄関で待ってる。」

歩美「う、うん‥。」

話が終わると、龍也はスタスタと友達の所へ行ってしまった。
何事もなかったかのように友達と騒ぎ出す龍也。

(え‥?なに‥?どうゆうこと‥?!)

「歩美ってば相変わらずだね~♪」

歩美「え?なにが?」

「だーかーら、相変わらずラブラブだね!」

(は?え?ラブラブってなに?)

困惑し、言葉が出ない歩美。
ハテナマークをたくさん浮かばせる。

「それにしてもさー。ほんと意外だわー。」

歩美「なにがー?」

「いや、龍也君のタイプって純情系って聞いてたからさ!まさか歩美とはね~(笑)」

歩美「えええ?!」

< 10 / 11 >

この作品をシェア

pagetop