‡黒兎の仕事‡
多少気にはなったが、あまり気にもせず急いで支度をし、廊下へと駆け出す。
廊下へ一歩足を踏み出したその時‥。
龍也「歩美。」
歩美「え?!龍也君?!ど、どうしたの?」
龍也「いや、今日一緒帰れるかなって。」
歩美「ええ?!」
龍也「なんか予定あった?」
歩美「い、いや‥、予定はないけど‥。」
龍也「じゃあ終わったら玄関で待ってる。」
歩美「う、うん‥。」
話が終わると、龍也はスタスタと友達の所へ行ってしまった。
何事もなかったかのように友達と騒ぎ出す龍也。
(え‥?なに‥?どうゆうこと‥?!)
「歩美ってば相変わらずだね~♪」
歩美「え?なにが?」
「だーかーら、相変わらずラブラブだね!」
(は?え?ラブラブってなに?)
困惑し、言葉が出ない歩美。
ハテナマークをたくさん浮かばせる。
「それにしてもさー。ほんと意外だわー。」
歩美「なにがー?」
「いや、龍也君のタイプって純情系って聞いてたからさ!まさか歩美とはね~(笑)」
歩美「えええ?!」