恋するレンズのむこう
「…ごめん」
体が離れたかと思うと陸は慌ててそう言った。
謝られた。
それだけなのになんでこんなに胸が痛むの?
不思議で不思議で…仕方がない。
さっきからあたしは戸惑ってばかりだった。
『陸…』
気が付けば陸はあたしに背を向けていた。
『り…』
あたしは陸の肩に手を伸ばした。
「触るなよ」
え?
冷たく放たれた言葉にあたしは伸ばした手を引っ込めた。
陸はまだあたしに背を向けたままだ。
あたしと陸の間に静かな空気が流れていた。
体が離れたかと思うと陸は慌ててそう言った。
謝られた。
それだけなのになんでこんなに胸が痛むの?
不思議で不思議で…仕方がない。
さっきからあたしは戸惑ってばかりだった。
『陸…』
気が付けば陸はあたしに背を向けていた。
『り…』
あたしは陸の肩に手を伸ばした。
「触るなよ」
え?
冷たく放たれた言葉にあたしは伸ばした手を引っ込めた。
陸はまだあたしに背を向けたままだ。
あたしと陸の間に静かな空気が流れていた。