恋するレンズのむこう
こんなにかっこよくなった梓。


有名で人気者の梓。


作ろうと思えばすぐ、彼女なんて作れるんだろうな。


でも、もし・・・


あたしの事まだ思っていてくれたら―・・・?



なんて思ってたりした。



そう少しだけ期待をしていたんだ。



あたしがあの思い出もガラスの破片も捨てられないように。



梓もあたしのこと忘れられないんじゃないかって。



そんなのただの淡い期待に過ぎないのに、どんどんその気持ちは膨らんでいった。





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