恋するレンズのむこう
梓が急に病院に運ばれた
生まれつき肺が悪かったのだが、最近はますます悪化してしまったのだ
『梓、大丈夫かよ』
「うん・・・」
今日は、梓が入院をする日。
梓の横顔はどこか悲しげでなんとなくその顔の理由が分かった。
彼女と・・・有香と別れたって事。
『なんで、別れたんだよ』
そんな風に簡単に手放すなよ。
俺が手放したくても手放せなかったアイツを。
「迷惑かけたくないし、アイツはこれから高校生としていろんな人と会うのに何もできない俺なんかがいたらもったいないだろ」
そんな梓の悲しい横顔を見ていたらどこかしょうがなく感じた。
梓が有香のことを考えて身を引いたんだ。
俺だって、せっかくの梓の想いを踏みにじんでしまうのは悪いと思う。
生まれつき肺が悪かったのだが、最近はますます悪化してしまったのだ
『梓、大丈夫かよ』
「うん・・・」
今日は、梓が入院をする日。
梓の横顔はどこか悲しげでなんとなくその顔の理由が分かった。
彼女と・・・有香と別れたって事。
『なんで、別れたんだよ』
そんな風に簡単に手放すなよ。
俺が手放したくても手放せなかったアイツを。
「迷惑かけたくないし、アイツはこれから高校生としていろんな人と会うのに何もできない俺なんかがいたらもったいないだろ」
そんな梓の悲しい横顔を見ていたらどこかしょうがなく感じた。
梓が有香のことを考えて身を引いたんだ。
俺だって、せっかくの梓の想いを踏みにじんでしまうのは悪いと思う。