恋するレンズのむこう
サプライズと笑顔
俺はマネージャーに電話するフリして一度有香から離れた。
有香と手を離すのは少し嫌だったけどやっぱり有香を喜ばせたくて。
俺と、有香は手を離した。
そして少し遠回りをしてお土産屋でストラップを買った。
水色のイルカのストラップ。
俺が思うに、有香って水色っぽいイメージがある。
涼しげに真直ぐ前を向いているような強さがあるけど、
弱虫で泣き虫で、すぐに消えてしまいそうな弱さがある。
それからくだらない話をしながら帰ることにした。
こんな風に笑いあったり、語ったりするのが本当に楽しくて
同時にいつかは来る“終わり”が怖く感じた。
有香と手を離すのは少し嫌だったけどやっぱり有香を喜ばせたくて。
俺と、有香は手を離した。
そして少し遠回りをしてお土産屋でストラップを買った。
水色のイルカのストラップ。
俺が思うに、有香って水色っぽいイメージがある。
涼しげに真直ぐ前を向いているような強さがあるけど、
弱虫で泣き虫で、すぐに消えてしまいそうな弱さがある。
それからくだらない話をしながら帰ることにした。
こんな風に笑いあったり、語ったりするのが本当に楽しくて
同時にいつかは来る“終わり”が怖く感じた。