恋するレンズのむこう
病室に戻ると、梓がすでにおきていた。
上半身を起こして、ベッドの上から窓の外を見ている。
どこか悲しげなその横顔は、やっぱり綺麗だった。
「有香・・?」
梓の綺麗な瞳があたしを映した時、綺麗な絵画に見つめられたようでドキリとした。
『うん、大丈夫?』
あたしの気持ちがバレてしまわないように一生懸命に優しい声を出して笑って見せた。
「うん、平気」
短い言葉だったけどやっぱり梓。
どこか優しく、あたしを包み込む安心感がこもっている。
そんな声があまりにもあたしを安心させて、我慢してた涙が出てきそうになる。
そんな梓に甘えたくなるんだ。
「あっ、有香、大丈夫?もう7時過ぎてるけど」
『えっ!?』
慌ててみた時計の針は7よりすこし左上を差している。
上半身を起こして、ベッドの上から窓の外を見ている。
どこか悲しげなその横顔は、やっぱり綺麗だった。
「有香・・?」
梓の綺麗な瞳があたしを映した時、綺麗な絵画に見つめられたようでドキリとした。
『うん、大丈夫?』
あたしの気持ちがバレてしまわないように一生懸命に優しい声を出して笑って見せた。
「うん、平気」
短い言葉だったけどやっぱり梓。
どこか優しく、あたしを包み込む安心感がこもっている。
そんな声があまりにもあたしを安心させて、我慢してた涙が出てきそうになる。
そんな梓に甘えたくなるんだ。
「あっ、有香、大丈夫?もう7時過ぎてるけど」
『えっ!?』
慌ててみた時計の針は7よりすこし左上を差している。