恋するレンズのむこう
家に帰ってなんとなくテレビのリモコンを手に取り、テレビをつける。
そしてチャンネルを回していると聞いた事ある音楽が流れてきたのでリモコンを押す手を止めた。
・・・陸。
それはさっきのポスターのCM。
リップグロスを塗った女の人を見つめる陸。
そして近づいていく2人の距離。
もう少しでキスしそうなくらい近づいて・・・そこでCMの商品の紹介。
―見つめられる、唇―
そうテレビの画面に出てきた文字。
そのCMを見て心がズキと痛んだ。
陸がキレイな女の人とキスをしそうになっていた。
あんなに顔を近づけてた・・・。
心の中がモヤモヤする。
座っていたソファの上に置いてあったクッションを強く抱きしめた。
・・・何、嫉妬してんだろ。
フッと我に返り、冷静になってみた。
・・・あたし、陸の彼女なんかじゃないのに。
陸にとってはあたしは“梓の彼女”。
もしかしたら陸には別に好きな人がいるかもしれないし
あたしは陸にとってはしつこい人って思われてるかもね…
そう思ったらなんだか溜め息と涙が出て来た。
そしてチャンネルを回していると聞いた事ある音楽が流れてきたのでリモコンを押す手を止めた。
・・・陸。
それはさっきのポスターのCM。
リップグロスを塗った女の人を見つめる陸。
そして近づいていく2人の距離。
もう少しでキスしそうなくらい近づいて・・・そこでCMの商品の紹介。
―見つめられる、唇―
そうテレビの画面に出てきた文字。
そのCMを見て心がズキと痛んだ。
陸がキレイな女の人とキスをしそうになっていた。
あんなに顔を近づけてた・・・。
心の中がモヤモヤする。
座っていたソファの上に置いてあったクッションを強く抱きしめた。
・・・何、嫉妬してんだろ。
フッと我に返り、冷静になってみた。
・・・あたし、陸の彼女なんかじゃないのに。
陸にとってはあたしは“梓の彼女”。
もしかしたら陸には別に好きな人がいるかもしれないし
あたしは陸にとってはしつこい人って思われてるかもね…
そう思ったらなんだか溜め息と涙が出て来た。