恋するレンズのむこう
夕日がだんだん沈んできて夕日色に包まれたあたし達は横に並んで歩いた。


『おそろい~』


えへへ、とあたしが笑うと梓があたしのほっぺを指でつつく。


『え?』


「そんな可愛い顔されちゃキスしたくなる…」


ぼっ!

梓の言葉にあたしの顔に熱が集まった。


『そ、そんな…』


「有香、可愛い」


梓の唇が優しくほっぺに触れる。


『なっ…!』


「顔赤くすんなよ、我慢できなくなる」


うぅ

そんな事言われても…無理!!





恥ずかしかったけど、幸せだった梓と2度目にきた海…
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