恋するレンズのむこう
あたしはしばらくフリーズしていた頭を必死に働かせて今の状況を整理した。


あたしは梓を驚かすため隠れようとカーテンを開けた。


そしたらベッドの上に梓が眠っていた。


…でも、おかしいよ?


確かにさっき梓が飲み物を買ってくると言った。

そしてあたしは梓の背中が角を曲がる所をしっかり見た。


でも今、あたしの目の前で梓は眠っている。


…何、どういう事…?


状況整理はしたものの、まだあまり状況が掴めきれてない。





「…有香?」


すると後ろからまたあの声がした。


あたしは恐る恐る振り返る…。


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