Alice in world of darkness


ねぇお父さん、
あたしもいるんだよ?

ねぇお母さん、
あたしでも泣いてくれた?



なんて、馬鹿なことを考えるようになってしまった。



「おかあさん…」


「うっ…ぅう…っ」



また、無視だ…


「お父さんも…」

「…っ…」


どんなに無視されたってあたしはめげずに話かけた。

早くお父さんとお母さんが立ち直ってくれるようにと思って。


「ほら、ご飯たべよ!泣いたって仕方ないよ!お姉ちゃんはかえってこないし!」

「…お前は…どうしてそう笑っていられる?」

「え…?」


ガシャァァン!と大きな音を立てて、机の上に置いて合ったご飯やおかずが床に落ちた。


「お前にとって、アイツはそんなにどうでもいい存在だったのか?」

「違うよ、」


あたしは、ただ



「ヘラヘラと笑って…っ」



お父さんとお母さんに




「あの子じゃなくてお前が」




笑 っ て ほ し く て



「死ねばよかったのに…!」





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