Girls ホスト


「えっ?れ…早瀬君がなんで!」


私は乱れた髪を手ぐしで直しすぐ近くに置いてあったメガネを掛けた


「目の前ので倒れてられたら無視できないだろ?」


明らかに迷惑そうな早瀬君にひたすら謝った


「あの人影、早瀬君だったんだね!ごめん、本当ごめんなさい」


するとそっぽ向いてた早瀬君がこっちを向き

「あんたさ、こうゆう時、ごめんなさいじゃなくて、有り難うって言うんだよ」


そう言って少しだけ優しく微笑んでくれた


「……ありがとう」


「どういたしまして」


胸が張り裂けそうだった

好きな人が目の前で私に微笑んでくれてる
私と…私だけと話してくれている


何より、わざわざ倒れた私を部屋まで運んでくれた


・・・って、


「ここ、早瀬君のへや?」

「ん?…ああ、まずかったか?」


私はブンブンと首を横に振った




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