秘密の片思い 番外編①
「郁斗、郁斗のせいじゃないよ・・・・」



脳震盪を起こさなければこの試合は勝っていたかもしれない。



衝突する前までは2-1で勝っていたのだ。



郁斗がいなくなると相次いで2点を決められてしまった。



「愛・・・・」


愛が欲しい。



愛を引き寄せると唇を重ねる。



イタリアへ来て毎日が戸惑う生活なのに愛はよくやってくれている。



行動力もあるから怖がらずに外へも出ている。



愛の支えがなければここでの生活は味気のない無色な生活になっていただろう。



愛を抱き上げると口付けをかわしながら寝室へ向かった。




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