シークレットダイヤル☆
「そっかぁ…

競技は違ってもパスした相手がやりやすいボールを回すってのは

バスケもバレーも同じやね!」


「何でバレーのチームなん?」


「お父さんが勝手に引き受けてきてん…

チームワークを教えたれって」


「まこなら大丈夫やわ」優亜が言った


「でもね…今あたしのことで3年生と亀裂ができたから

ちょっと自信ないも…」


「まこらしくないなぁ」

ケイがあたしの顔をのぞきこんだ…


あたしらしくないか…

よしっ!

自分らしく頑張ってみようかな!(^^)!

優亜に簡単にルールの説明や
各ポジションの動きを教えてもらった


小学生バレーはローテーションしないんだって!

「アタックできひんバックはつまらんなぁ」


「何いうてんの…
レシーバーの面白さ知らんやろ

めちゃめちゃ速い球を取るねんで!どんだけ怖いか…

しかもそれをセッター返す

速いボールばっかりじゃないよ。
フェイントやブロックでワンチしたボールをひたすら拾うねんから…」




あたしの失言で優亜のバレー魂に火がついた

その後も優亜の話は続いた


やばっ!Σ( ̄□ ̄;
もう8時前やん


「ケイ付き合わせてごめんね」


「いいよ。
まこのバレー盤が優亜やな(笑)」


「嘘や〜」


「ほんま…
まこにバスケを語らしたら

優亜といい勝負やで(笑)」


うん。そうかも…アハハ

    o(^-^)o
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