シークレットダイヤル☆
彼との距離
「ハンバーガーでいい?」

「うん」

あたしはへこんだ心を隠して普通に振る舞った

店に入った瞬間…

「おい!あれ見ろ」


「うわっ」

   (/ロ゜)/


奥の席にゆずとタケが楽しみそうに話しをしてる


「おもろすぎ…
あいつら天敵やったな?」

「そうやんな(笑)」


「驚かそう」


「そっとしとこうよ」


「いくぞ」


さっきまでの嫌な空気は2人の出現でどこかに飛んでった



藤本はそっと2人に近づき激写カシャ


「わぁ」

   w(☆o◎)w

タケとゆずの驚き様はかなりのもの


ギャハハハ…


彼とあたしは大爆笑


一瞬…店内の人達はあたし達に注目した


ヤバっ


とりあえずタケの席に座った…


「なんやねんお前ら」

タケは少し怒ってる


「まこと藤本は→また2人で特訓?」
ゆずが聞いた

「まあそんな感じかな」




「で→2人はどうなってんの?」

藤本は興味津々


「ただ偶然会ったから喋ってるだけじゃボケ」

タケは照れてた…


「お前らこそ!いつも2人で練習して付き合ってんねんなぁ?」


「アハハ!なわけないやん」

    グサっ

今の言葉はかなりのダメージ…(T_T)


「そうなん?まこは藤本を好きだと思ってた」


「 えっ?!」


「俺も琢也は神崎を好きやと…

多分みんな2人は付き合ってるって思ってるで!」


「ないないない(笑)こいつとは心友!

友情は熱いけど愛情はないない!」


彼はにっこり断言した。



ガガガガーン


涙が出そうなのを必死でこらえる!


悲しすぎる現実…(T_T)


「お腹すいたから買ってくる」


あたしは席を立った…


「待って俺も行く」


ついて来るな!鈍感男


あたしは藤本を待たずに
カウンターに向かった…
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