シークレットダイヤル☆
店を出てチャリに乗る

「乗らないの?」
藤本に聞く

「俺、走るわ〜お前この後なんか用事ある?」


「ないけど…」


「じゃあバスケしよう」


「いいよ」


ショッピングとか映画の誘いではなく
バスケの誘い…

藤本らしいな(笑)

o(^-^)o


でもね。彼と一緒にいれて
大好きなバスケができるんだからいいの!いいの


いつもの公園まで
彼は黙々と走った

あたしは彼の走る姿を
ずっとずっと見てた





彼の呼吸…

地面を蹴る音…

走るフォーム…


彼を見つめる度に
彼を想う気持ちが強くなっていった
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