シークレットダイヤル☆

「おはよう」


教室でモモと昨日のドラマの話をする



「まこちゃん」


「ん？」


「ちょっと話したい事があるねん」

同じクラスの愛花ちゃん が声をかけてきた。


「私もいていい？」

モモが聞くと愛花ちゃんは

「ごめん…ちょっとだけまこちゃん借りるね」

モモは不機嫌な顔をした


あたしは愛花ちゃんに手をひっばられて
教室の隅っこへ連れていかれた…


「何？」


モモの視線が気になった…


「まこちゃんと藤本くんて付き合ってるん？」


「えっ？」

あたしは慌てて首をふる…


「よかったぁ

付き合ってるって噂があるし

仲いいからヤキモチ焼いちゃった…」


あたしは訳がわからない…(?_?)


「まこちゃんは藤本くんをどう想ってるの？」


「別に」


「あぁよかった！

強い味方ができて嬉しい」


「ん？…もしかして愛花ちゃんは藤本が好きなん？」

「うん。だから協力してくれるよね」


あたしは返答に困った…(*_*)


本当はね…藤本が好きって言いたい

でも言えない…

嫌な性格や


「あっ藤本な好きな人おるで」

苦し紛れの必死の返答


「関係ないよ」


関係ないって→愛花ちゃんは凄すぎ…（／ﾛ゜）／


「取りあえず、藤本くんに昼休み体育館前のロビーに来てって伝えて

いいでしょ？」


「うん…」


嫌な事に巻き込まれたな