シークレットダイヤル☆
「公園行くけど連れてってくれるの?」


「よっしゃ」


彼は龍を肩車して歩き始めた


「俺のチャリ押してくれる?


「うん」


「名前は」

藤本は龍に聞いた。


「りう」


「りうは何歳や?」

龍ですけど(笑)



「ふたちゅ」


「2才かぁ!かわいいなぁ」


公園に着くと龍は砂で遊びだした

あたしと藤本は砂場の隅に座った


「なぁ…何であたしを探してたん?」


「今日の事でお前にまで嫌な噂が立ってるって聞いたから…」


「あたしは大丈夫やで」


「俺のいい方が悪かったんかな?

別に断る理由がないから
友達を強調してんけど…」


「…で どうなん?」

あたしは藤本を覗き込む…


「わからん!

でも嬉しかった」


ふーん…


あたしと藤本が話してる間
龍は藤本に砂で作ったご飯を

「どうぞ」って運んできた…

藤本はそれを

「いたたぎます」パクパクって食べるふり(笑)
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