シークレットダイヤル☆
とにかく声を出して
走り回る

あん先輩や水野先輩に指示を出した


必死でマークを払いのけ

ボールを弾いて自分で追いかけた…

転びながらみい先輩に繋ぐ

「お願いっ」


みい先輩の弾じかれたボールを美月先輩がシュート

入ったぁ…(T_T)


88−85


このままいこう


ちょっとした油断がミスに繋がる…


88−87

ヤバイ


このプレッシャーに勝たないと!


西高の速攻であっという間に逆転された…


終了のホイッスルが鳴る

88ー89


逆転負け…


悔やんでも悔やみきれない


あたし達に何が足りなかったをだろう


勝ちたい気持ちが西高の方が強かったのかな…


涙が止まらない



「神崎…惜しかったな」

彼を見た途端
また涙がこぼれた…


「悔しい!
最後にあたしが止めてれば」


「あれは2人がかりでお前を動けなくした相手の作戦勝ちや!
それをフォローできなかったチームの責任!

これからの課題…

くよくよするな」


「うん」

彼の言葉が胸に響いた…



「愛花ちゃんは?」


「あー。怒って帰った」

「何で??

デートなのに試合を見に来たから?」


「試合は関係ないと思う…
多分バレーの子が俺を見て

『まこコーチの彼氏が浮気してるぅ〜』とか言ったのを
俺が否定せずに笑ったのがお気にめさなかったみたい(笑)」


「ごめんね」


「何でお前が謝るねん」


「大丈夫!ちゃんと話せばわかってもらえるよ」



でも女の子の気持ちはわかんないな〜」

もしあたしが愛花ちゃんの立場なら

確実に真琴は邪魔な存在やんね…(^-^;


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