シークレットダイヤル☆
山道を歩いて体育館へ向かう

ひんやりと気持ちがいい


「おう」

藤本っ


「オッス」

あたしはにっこりスマイル ('ー'*),。


「楽しみやな」

ええっ!

「楽しみなんは藤本だけやわ」


「えっ?
お前先生の指導受けたくないんか?」


「そりゃ指導してもらうのは嬉しいけど、
トレーニングの量が半端ないやん」


「大丈夫!大丈夫!」


彼のこんなとこが好きなのかなぁ…(v_v)



「集合」

藤本が大声を張り上げる

体育館に緊張が走った



先生に挨拶して練習開始

「グランド10週」

「はい」

黙々と走る・・・

ハッハッ

とにかく走った。


先生は高台から監視

最終が走り終わると3分休憩

そして…体育館へ戻る

あれだけ走ったのに
今度は体育館を逆走→後向きで走る

次は筋トレ三昧

逆走の後の筋トレは足にかなりくる…(>_<)

いつも厳しい練習を耐えてきてるあたし達でも
はっきり言ってキツイ…

中盤を過ぎると部員から笑顔が消えた…

初心者の1年生からバタバタとダウン

「おい気合い入れろ」

「はい」

彼の喝が体育館に響いた…
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