シークレットダイヤル☆
彼は眠ってる


奥の部屋をそっと開けてみた

「ヤスっ」

呼んでみたけど
みんなは夢の中だった…



藤本のそばで彼を見つめる…

彼のおでこに手をあてたけどまだ熱い


とにかく冷やさなきゃ


フロントに行き
当直のおじちゃんにアイスノンを借りた。

「ありがとうございます。」


自動販売機でスポーツドリンクを勝って部屋に戻る。


頭の下はアイスノンで冷やし
おでこはタオルで冷やした

はぁはぁ

あたしは無我夢中だった

何度も何度もおでこのタオルを変えた


あっ!

彼の首筋に汗が

布団をめくって彼の体に触れると汗びっしょりだった


着替えさせなきゃ!


彼のかばんを開けてTシャツを探す

「・・・」

新しいTシャツがないよ!

明日は今着てる服を着る予定だったんだ…(^-^;


どうしよう!早くしないと!


あたしは自分のTシャツを取りに走った


入るかな?


大丈夫だろう…
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