シークレットダイヤル☆
ガチャッ

開かない!

信じられん

鍵がかかってる

o(*≧д≦)o

ガチャガチャ

夜着替えを取りに来た時は開いてたのに
夜中に誰かが閉めたんだ。


まだ5時過ぎ

誰も起きてるわけないね

しょうがない!廊下に座って時間を過ごした。

眠くって座ったまま膝をかかえて寝てしまった。




「まこ!起きて」

ケイがあたしを揺すってた。


「あっ。ケイ?」


「どうしたん?目が覚めたらまこが居なくて

鍵は閉まったままだし!」


「昨日の晩に藤本が熱出して、みんな寝てたから看病しててん!

さっき帰ってきたら閉め出しくらって(笑)

あたし爆睡してたわ」


「まこのことだから
一生懸命看病したんでしょ?」

「もちろん!全力で」

「今日の練習は大丈夫
?」

「やり抜いてみせる。

ケイ藤本のことを先生に報告しててくれる?

熱は下がってきてるけど夜は38度あったから」


「わかった」



部屋に入るとゆずが駆け寄ってきた。

「密室まこと失踪事件の真相について一言お願いします。」

タオルを丸めてマイクにしてるし・・・

「失踪も何も閉め出しくらっててんから」

あたしが不機嫌な顔をしたら京香が慌てて謝った


「ごっめん!私がトイレに行った時に鍵開いてたから閉めてん。

まこがいないなんて知らなくて」

「いいよ。京香はベットやもん!奥の部屋のことまでわからんよ」


「で・何処行ってたん?」

みんなの質問攻めに合い
部屋の端に追い詰められた・・

「言うから…(^-^;

藤本の看病に」

「えっ」

「305におったん?」

「うん」

「タケの寝顔見た?」

「うん!クマみたいにいびきかいてたけど

藤本のことが必死で
タケは眼中に入らなかった」


「人の彼をクマだと言ったのはこの口か」

ゆずはあたしのほっぺをつねった。


「ごめんごめん(笑)」


「で・あいつどうなん?」

「熱は下がってきたけど今日の練習はきっと無理だと思う!」



藤本…
大丈夫かな〜
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