シークレットダイヤル☆
あたしはヘロヘロになりながらバスに乗り込んだ


「神崎っ

昨日、神崎がずっと看病してくれたって聞いた。

ありがとな」


「うん。1日でよくなってよかった」

   o(^-^)o


「知恵熱ちゃうの?」

ゆずの言葉にみんなが沸く

ガハハハ(笑)


「なあそのTシャツまこの?」

ケイの素朴な疑問に車内はシンとなった…


練習の時はジャージのファスナーを閉めてて見えなかったけど

今は前ファスナー全開なので
あたしのピンクのTシャツが顔を出してた


「あこれお前のか

神崎の匂いがするって思っててん」


  「キャー」

「なんでまこの匂いがわかるん?」

「あんたら?まさかっ」


あたしは首をブルブル振りながら
彼の意表をつく言葉に赤面した


「あたしの匂いってどんなん?」


「やらしい意味で言ったんじゃないぞ!
普通にハミングの匂いするやんけ」

彼はタジタジに


今頃みんなが2人の関係を疑ったことに気がついたみたい

鈍すぎるよ…(^-^;



< 280 / 366 >

この作品をシェア

pagetop