シークレットダイヤル☆
あっ!思い出してる暇なんてなかった

  ((((゜Д゜;)))) 


   「どうぞ」


あたしは藤本を部屋に押し込んだ

「ちょっと待ってって!すぐに戻ってくるから」


あたしは部屋を飛び出して真ちゃんの部屋に

「真ちゃんっ」

「なんやねん!勝手に入んなよ」


「藤本が来たっ。ママが家に入れた」


「マジ?

母さんののん気にも程があるな」

「ノブくんとかっちゃんは?」

「今日は指令でいないからここに戻るのは夜かな」

ふぅ・・・


「よかった」


真ちゃんの部屋を出た。


「あっ( ̄□ ̄|||」



机に藤本とあたしの2ショット写真を飾ってるぅ。

絶対見てるよね。

ヤバヤバっ!

どうしよう。。。




「お待たせ」

慌てて机の写真を伏せた

「見たやんな?」

「うん。1年の夏季大会の時?」

「うん。ゆずがくれてん。」

決勝大会の待ち時間に
客席で試合を観戦してる
藤本あたしが見つめ合ってる写真

この時は
藤本に彼女がいたから
この優しい眼差しの先には愛はないよ!

でもこれをもらった時は嬉しかったなぁ

そう…あたしの宝物

「神崎っ」


「ん?」


「お前の兄貴が言ったことが気になって

昨日からずっと
お前のことを考えてた…

なんか
じっとしてられへんくて
会いに来た」


あたし・・・
心臓が飛び出そう

ヾ( 〃∇〃)ツ



「俺のことが好きだったんか?」


「…うん」

あたしは観念してうなづいた。


「いつから?」


「藤本が彩乃さんを好きになった頃から」


「ごめん…」

彼はいきなり
あたしを抱きしめた

  (*≧∇≦)〃 キャー

なんだこの展開は

夢?

妄想?

現実?




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