シークレットダイヤル☆
体育館へ向かうと

「神崎さん?」

聞き覚えのある懐かしい低い声

「あっ!先輩っ」

大声で感激するあたし
彰先輩と同級の大竹先輩だ

「試合見てた?
今日は久々に彰と戦えて楽しかったよ」


「あたし達、今来たとこなんです…
もう終わったんですか?」


「まだやるよ!
今は昼休憩!
水瀬さん久しぶり」

先輩と久しぶりに会って

今の南高のチームのこと

合宿のこと

藤本のこと

いっぱい盛り上がった。


「先輩今度練習に遊びにきてくだい」

ケイとお願いした。

「おう」

先輩は去って行った



「ちょっとぉ!
高校生が大学生をナンパしてんの?」

女子大生6人に鋭い視線で囲まれた

その人達は背が高く
いかにもバスケをしてますって感じ。


「高校の先輩に久しぶりに会ったので…
すみません。」

ケイは素直に謝った。


「何しに来たん?」


「バスケを見に来ました。」

あたしが答えた。

「あっ!この子知ってる!神崎さんやんな?」

  「はい」


「ねえ。今コートあいてるから勝負しない?」


「えっ?」


「負けるの恐い?」

意地悪な言い方

「いいですけど」


「私、作田 茜 2回生!よろしく」

あたしはペコリと会釈した。

なんかややこしい事に巻き込まれたよ

( ̄□ ̄|||  



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