シークレットダイヤル☆
藤本は怒り爆発


あたしはヤキモチをやかれて嬉しいことより

彼がまさかこんな風に怒るなんて意表をつ突かれた

w(゚o゚)w

彼のスーツ姿に見とれてる暇はない


今…彼に何を言っても駄目だっ


「琢也くん早く行こ」

車の中から由奈ちゃんが 彼を呼んだ。


「ごめん…後で必ず行くから先行ってて。」


「嫌だっ」


藤本は運転手さんに何か言いに行った…

車は藤本を残したまま走り去る


「あの子誰?」

まこくんが聞いた

「藤本のお父さんの会社関係の娘」


「まこちゃんはヤキモチやかないの?」

「やくよっ!
2年ちょっと藤本を好きでいて

彼に彼女がいて
ヤキモチをやいても仕方ないんだって納得して

だから気持ちが鈍くなったのかな?

それとも強くなったのかな?

我慢と忍耐の片思いだったからね」


「そっかぁ琢也が振り向いてくれてよかったね」


「うん」


彼が戻ってきた…


「2人で何話してんの?」

「好きな人の話」


「好きな人って 俺? 彰先輩?」


あたしは藤本に駆け寄った。


「藤本に決まってるやん」

あたしの言葉を最後まで
聞かないうちに
彼はあたしを抱きしめた…

あぁ嘘っ


しかもビシっときまったスーツの彼と
あたしはジャージ姿

ある意味忘れられない出来事

(∪o∪)。。。


慌ただしい夕暮れの交差点で抱き合う2人…

行き交う人の視線を浴びながら…


いつの間にか
まこくんはいなくなってた。


「本当は誠と一緒にいたお前を見て動揺した

神崎…俺だけを見てて」


「…うん」


彼が本当にあたしのことを好きでいてくれてるって実感した。

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