シークレットダイヤル☆
彼にドキドキを気づかれ ないように頑張った


ロビーで繋いだ手を離す


「俺、お前にヤキモチやいた…」


「えっ?」



  「あいつら」


彼は自分に挨拶にきた
後輩達があたしに夢中になったので

ご立腹の様子…(笑)



「バスケでは藤本の方が上手いけど
人気はあたしの方が上やね」



「うるさいわ」


    


2人で冗談を言いあって体育館を出た…


  「じゃあね」


「お前ここまで何で来たん?」



「お兄ちゃんに送ってもらってん」



「ふーん。いつもの練習してた公園まで
チャリで乗せてやるよ」


「重いからいい」



「重い方トレーニングになるから!

乗れよ」

やっぱり重いと思われてる…



あたしは彼に


『彩乃はあたしではない』と思い込ませる作戦を実行してるのに



彼の魅力に惹かれてる自分に気づいた


どうしよう…


藤本のペースにはまっていく…

f^_^;
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