シークレットダイヤル☆
1試合目は春高と…

「春高はディフェンスが固いから気合い入れてゴールを目指そっ」


「うん」


みんなで作戦を練る。


「声を出していつも以上にコートを走り回ろう」


「OK!」


みんなの気持ちを1つにする


「しまって行こう」

「おう」


試合が始まった

さぁかかって来い!


春高の6番は簡単にボールを通さなかった

パンパンと手を叩き
真由に合図する


真由からのパスをあたしに

あたしは6番をくぐり抜け歩に繋ぐ


「行けぇ」


よっしゃぁ

ナイスッシュー


「真由ナイスパス」

「歩ナイス」

o(^-^)o

「まこナイスアシスト!」

うん。その調子その調子

「ゆず 相手におもいっきりプレッシャーかけて」

「OK!」


「まこはリバウンドをバンバン取ってな


「任せとき」


あたし達チームはいい感じに勝利した



2回戦も勝利した。

後は決勝戦を残すのみ!

試合までのあき時間も
体育館の外で練習をした

男バス軍団は練習を終えて駆け付けてくれた。

「ヘイ!パス」


藤本の声にあたしはすぐに反応した


「頑張れよ」


「うん」


「お前はリバウンドを徹底的に拾え!

雑なボールのフォローも神崎が拾え!

そうやって神崎がボールを追ってたら
チームがいい感じにリズムに乗るから。

とにかくボールを追っかけろ」


「わかった」


藤本は試合の度にあたしのコーチになってくれたね。


あなたがあたしにかけてくれた言葉の1つ1つを忘れないよ。


引退まであと何回
アドバイスを聞けるんだろう…

少し寂しくなってきた。
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