シークレットダイヤル☆
2年のトモはいつもあたし達3年に忠実だった。

『コートに入れば先輩も後輩も関係ないんだから
もっと自分を出していい』

何回トモに言っただろう…

それでもトモは
一歩引いてあたし達についてきてくれた

    o(^-^)o

あたし達が引退した後はチームを引っ張る存在になるだろう。

トモ頼むよ


「まこっ」

ゆずからのパス

威圧感のあるディフェンスに弾かれた…

どんなルーズボールでも最後まで追い掛ける

あたしは滑り込んでボールを掴んだ…

浜高の13番があたしからボールを奪おうとすごい力で取ろうとする

絶対離さない!

13番はボールを取ろうとあたしごと持ち上げた

場内がざわめく

あたしは意地でも離さなかった


「ナイスファイト」

客席から声援が聞こえた

まじ嬉しい
あたし…頑張るよ



試合は熱戦が続く

前半44−48

歩「この調子で後半はもっとテンションあげていこう」


「OK!」


先生「もっと積極的に攻めていけ」


「はい」


歩「まこに2人ついてるからこっちも5番にプレッシャーかけていこ」

「OK!」



3Q



観客席の藤本を探す

あっ!男バス軍団…
藤本がいた


彼はいつものように拳を胸にあてトントンとした。


うん!

あたしはこくんとうなづく
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