シークレットダイヤル☆
「もう帰らなヤバイやろ?」

携帯を見ると20時を過ぎてた…


「まだ一緒にいたい」

「送るよ。

家の人に俺と一緒にいて遅くなったって思われたら嫌やし」


「わかった

明日会える?」


「家庭教」


「そっかぁ

ねぇ藤本」


「ん?」


「メアド教えて」


「お前…メール邪魔くさいんちゃうの?(笑)」


「うん。でも…駄目?」



「いいよ!ちょっと待ってな送信すんで

赤外線→用意できた?」


「いいで!きたきた
じゃあメールするね」


「おう」



帰り道…無言でチャリをこぐ

「ここでいいよ」


「うん。」


「今日はありがとう」


「おう」


次はいつ会えるか
わからないままバイバイした

(^O^)/




家に帰ると連絡を入れてたので叱られなかった


ただ1人だけ…

「遅い」

真ちゃんはあたしに睨みをきかせた…(^-^;アハハ


「残念やったね。今までよく頑張った!」

「うん」

ママの慰めが身に染みた


「これで引退?」


「うん」


「ご苦労様でした」


「ありがとう」


あたし泣きそう


「まこはいい仲間に恵まれたね」


「うん。まだバスケを続けたい」

ママはあたしを見て微笑んだ

   o(^-^)o


「お前進路はどうすんだ?」

真ちゃんが進路に探りを入れる


「短大かな…?」


「かな?って
まだ決めてへんの?
もう3年の夏やで信じられへん(笑)」


「これから決めるの」


「ふん」


嫌な感じ

    (-.-;)

「あーちょうどいい!まこ明日指令な」


「えっ?急に言われても」


「どうせゴロゴロしてんだろ」

「……」


「簡単だから資料読んでて」

あたしはふて腐ぎみで受け取った
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