シークレットダイヤル☆
「たこやき食べようぜ」

「食べるぅ」

そう言えばあたし
浴衣のことで忙しくって
朝も昼もご飯を食べるの忘れてた


たこやきは余裕でお召し上がり


勢いついでに

「からあげ食べる?」

「お前、まだ食う気?」

「うん。朝も昼も食べてないから当然!」


2人で腹ごしらえ完了



「もうすぐ花火が始まるで」


「行く行く」

花火の点火近くまで行ってみることにした。


手をつないで

お喋りして

笑いあって

過ぎてく時間がもったいないよ

ずっとずっと藤本と一緒にいたい

   (v_v)。。。






ドーン

ドーン

花火の予想以上の迫力に飛び上がる

あたしはどさくに紛れて彼にくっついた

彼はすっとあたしの肩に手をまわした


きゃっ(≧д≦)

鼓動が一気に早くなった


こんなに熱いのに

あたしの体はもっともっと熱くなっていった


「めっちゃ良かったね」

「うん」


2人並んで歩く


もう9時を過ぎてた

「あたし帰らなきゃ」

「あぁ」



「痛っ」

「どうした?」

「足が・・・」


「お前っ!膝?」

「下駄に慣れてないから」


「ちぇっ!びっくりさせんなよ」

「ごめん。」

「また膝をやったんだと思ったぜ」


あたしの変な歩き方に彼は笑いをこらえてた

「車呼ぶよ」

「いいよ電車で」

「歩けるんか?」

歩いてみる…

「車お願いします。」


「OK!」

藤本は携帯を鳴らした


あたしはママに連絡する。


「今から帰ります。」


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