シークレットダイヤル☆
『もしもし田中さんの携帯でしょうか?

シークレットサービスの神崎と申します。

明日、美咲さんを演じる者がどうしても
美咲さんの想いを妹さんに伝えたいと言いまして

今から美咲さんとお話しすることは可能でしょうか?』


真ちゃんが依頼人に電話をかけた



『少しお待ちください。




お待たせしました。

美咲も話しをしたいと言ってます。』



『ありがとうございます。
それでは40分後にお迎えにあがります。』






真ちゃんの車で依頼者の家に向かう…

時計は10時を過ぎていた


「明日はハードやのに大丈夫なんか?」



「真ちゃんこそ…ごめんね」


「俺はいいよ」



あたしはしばらくの間
カーステレオの音楽に浸った



     just Melody

 
    あたしの大好きな歌


車で熱唱して気持ちいい!





「はい!着いたよ」


真ちゃんが依頼者の携帯を鳴らす


しばらくすると美咲さんが出てきた。



「こんばんは~」



「こんばんは」


彼女は緊張した様子で車に乗った…
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