シークレットダイヤル☆
美月先輩のあたしへのパスがなんか乱暴…

ていうか、あたしを失敗させようとしてる感じ?


気のせい?

あたしの考えすぎ?


そのパスのせいで

あたしはオーバーワークぎみ


   (≧д≦)


右に左にあたしは
ボールをカットするのが精一杯な感じ…



「タンマ

おい、高浜さん…
あんた味方になんちゅうパスをしてんねん!

こいつが膝痛めてんの知ってるやろ!

わざとしてるんか」

藤本は試合を止めて
美月先輩に怒鳴った…



「ちょっちょっと待って
藤本いいって!」


「アキラ先輩はどう思います?」

藤本はアキラ先輩を見た…


「高浜…あのパスはないで 」
先輩はクールに答えた。


先生が慌てて割り込んできた…


「待て待て!同じチームでわざと変なパスをするわけないやろ」

「すみません。あたしが ちゃん取れなかったんで 」

あたしは謝る必要はないけど

藤本と美月先輩の為に頭を下げた…



「まこ。ごめん!次はまともなパスするし」


美月先輩~それ本心?!


「いえ…あたしこそ
ちゃんとキャッチします。」


嫌な空気が流れた後

残り1分の試合を精一杯やり切った …


結局、男子には6点差をつけられ負けてしまった…


練習試合でも
負けは悔しい…(>_<)


「まこ…よく我慢したね」

あたしの性格をよく知ってる
みい先輩がほめてくれた…


先輩の言葉で
あたしの気が晴れた…

  o(^-^)o
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