シークレットダイヤル☆
練習が終わり後片付けをした。

ゆずがあたしの耳元で言った

「ねえ・・・美月先輩
絶対わざとやな~」


「多分ね!

でもいいの。あたしは負けないし、
分かってくれた人がいるから」


「琢也のこと?」


「うん」


「私も、まこの味方やからな」


「ありがとう」


私は倉庫の鍵を閉めて
職員室に向かう。


廊下を歩いてると冷水機の側で声が聞こえてきた


あっ、藤本


「めっちゃかわいいやん」

「見せろよ」

バスケ部の男どもが騒いでる


藤本の携帯の写メをみてるって感じかな?


「まだ彼女じゃねえよ!」


「いくんやろ?」


「わからん」


「なんで?」


「決められた恋愛はパス」

あたしは聞き耳を最大パワーにした


彼は、またお見合いするんだ・・・


ちょっと複雑

いやっ・・・かなり複雑

    (*_*)

ブルーな気持ちで校門を出た。

しかも、今日は
ケイがいないので淋しく1人で帰る…
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